今日の昼飯も雑煮。
ガキの頃から雑煮といえば、こごめ餅の雑煮だった。
餅は毎年自分の家でついていて、年末の決まった日に朝6時位から薪で火を熾して、セイロで何升も餅米を蒸して、臼と杵で昼くらいまで餅つきしていた。
いつもは昼まで寝ている僕も、この日ばかりは早起きして、何升も餅をついた。
さすがに半日も餅つきしていると、完全に腕が笑って、箸を持つのも大変だったような記憶がある。
それでも、餅つきは正月前の大イベントで、餅大好き男の僕にとって欠かせない行事の1つだった。
餅米だけの餅は、飾り餅を作るためで、雑煮にする餅はほとんどがこごめ餅。
この餅は普通のお米が3割程度混ぜてある。
歯ごたえがあって、キレの良い餅っていったら変だけど、これ食ったら普通の餅は物足りなくて食えなくなるほど美味い。
女性の手のひらほどもある丸餅を、雑煮にして1食で10個位食ってた。(笑)
写真の餅は、正月前に親父から送ってもらった餅。
僕が高校卒業まで居た、じぃさまとばぁさまの家にはもう誰も住んでない。
つき手の居なくなった、杵も臼もどっかにいってしまって何処にあるのか分からない。
この餅は、田舎で餅ついてくれるところにお願いして、わざわざこごめ餅にして貰ったそうだ。
もう10年以上も食ってなかった。
なみだが出るほど懐かしい味。
また自分でついた餅が食いたいなぁ・・・。
この餅は、普通のお米を一升瓶に入れて棒で砕いた米を3割ほど餅米に混ぜたものを蒸してついてあるから、こんなふうに箸で簡単に切れる。 お年寄りが食べても喉に詰まらない。(たぶん) 餅の中にブツブツの米が残ってて、その食感がたまらなく良い。 | |
具材は、一菜(今日はキャベツだけ)しかいれないで、味の決め手はこの醤油。 薄口醤油なんだけど塩っからくなくて甘みがある。 スープにほとんど色が付かない。 うどんのスープもこれだし、すまし汁もこれで作ると美味しい。 大量に田舎から送ってもらってる。(いつも使い切れないけど) |
Hideyan
「こごめ餅」で検索していて見つけました。
オイラは山口県に住んでおりますが、うちの方でも「こごめ餅」が家庭用みたいな感じで一般的に食されていたのですが、最近は自宅で餅をつく家庭も無くなり、こごめ餅を見かける事もなくなりました。
なんでも、福井県ではまだ一般的に食されていると聞きましたがご存じありませんか?どうしてもあの懐かしい味をと思っているんです。数年前までは生協でも時々見かけていたのですが、それもいつのまにか「普通の餅」っぽくなり、簡単にかみ切れるような素朴な感触のものではなく、淋しい思いです。
「こごめ餅」にこだわって(というか、愛着を持って)おられる方があり、とても嬉しく思いましたよ。
1月に書かれたブログへの書き込みだからね読んでは頂けないかも知れないけれど、とりあえず書いてみました。煮卵も参考になりましたよ。
jj
Hideyan さん、こんちわっス!
こごめ餅は、特別に米屋に注文すると作ってくれるみたいです。
餅つき器とかあれば、たぶん自分で作れると思うんですが、最近、餅つき器もめっきり見かけませんねぇ。
普通のお米を一升瓶に半分くらい詰めて、木の棒でつついて砕いたもの(こごめ)を、餅米7:こごめ3の割合で蒸したのを使ってつけば、たぶんこごめ餅になると思います。
Hideyan
早速のご返事ありがとうございます。
すぐにご近所を聞き回ってみた所、餅つき器を持っている家がみつかりました。快く貸してくださるとの事です。ただ「うちもこごめ餅を食べたいから、ついたら分けてね」と言われ、ここにも小米餅ファンがいたのか。と実感しました。
年末にはしっかりと挑戦してみます。
結果はまたお知らせ致します。ありがとうございました。
ちなみに、オイラは醤油味の小米雑煮が好きです。
jj
おー 良かったですね。
是非、小米餅ついたら画像送って下さい。
僕も醤油味党です。田舎の薄口醤油で作る雑煮が大好きです。
マジで餅つき器が欲しくなったぞ・・
どっかで貸してくれないかなぁ。
子年のフーミン
昭和23年生れの子年です。
子供の頃に両親が正月餅を作るのが我が家の一大イベントだった頃が、この年に成って何故か懐かしく思い、今年はこごめ餅を作ろう決心したものの、割合がわからなく、誰に聞こうかと色々考え、検索をし貴方のページを見つけほっとしました。
去年は普通のもち米ばかりで黒豆を入れたのと、塩っぺを入れたのと作りましたが,何故か感触が違うと思いながら分らずそのまま。
今年はきっと美味しい黒豆入りと、塩っぺ入りのこごめ餅ができそうな気がします。再度、挑戦してみます。
それでは、良いお年お迎えください。
Hideyan
ご無沙汰しております。
体調を崩してしばらくパソコンから離れておりました。
一昨日、やっと餅つきを終えました。上手くいったと思いますよ。
準備の段階でまず困ったのは、普通米をとぐのを砕いてからするのか、くだいてからといだ方が良いのか、どの程度くだいたら良いか。という事でした。
生米をとぐ(洗う)前にくだくと、粉状になった分流れ出てしまい、結局は必要量づつを網袋に入れてよくとぎ洗い、2日間漬けておきました。
2日間というのは、餅米より長いのですが年寄りの意見でしたのでそのとりにやってみました。2日目にはまっ白にふくらんだ米になってまして、
それをすり鉢にあけて、すりこぎで潰すように押さえつけると
美味い具合の大きさに潰れました。この時点で、爪で簡単に砕ける堅さになっているのでさほど大変な作業ではありませんでした。
蒸す時に、餅米の上に均等にひろげると「餅つき器」でもうまく混ざってくれます。
さっそくきなこ餅にして食しましたが、歯切れも良く美味かった。
雑煮は正月の楽しみにとってあります。残念な事に写真を撮っている間もなく、餅と格闘していました。
今回は、2升用の餅つき器でしたので分量としては餅米1升7合、米3合でやってみました。
手伝ってくれたご近所さんは、誰から聞いたのか「餅粉」でも出来る。というので餅粉をこねたのを同じ要領で作ってみましたが、若干餅米のみよりは歯ごたえがあるものの、こごめ餅のような素朴な食感にはほど遠いものでした。
これからは、季節に関係なくこごめ餅が楽しめそうです。
わが家の冷凍庫には餅が詰まってます。(笑)
では、良いお年をお迎え下さい。ありがとうございました。