終戦のローレライ 1,2

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  • 更新:2014年6月10日
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終戦のローレライ 1 著:福井晴敏

いやー読み終わりました。
って言いたいんだけど、これって3,4って続くのね(笑)
文庫になったから喜んで買ったんだけど、もしやハードカバーで読んでもあんまり値段変わらなかったのか・・・?。
まだ完結してないから、感想文書くのも中途半端になりそうなんだけど、僕の感想文なんて、そもそもが中途半端だから別にいいや。
でも、映画が封切りになる前には読み終わりたいぞ。

終戦間際、ドイツの潜水艦シーゴーストが戦闘中やむ終えず投棄した秘密兵器ローレライを回収すべく、日本帝国海軍の潜水艦乗り達と、1/4日本人の血を受け継ぐ元ナチのSS将校は五島の岩礁海域へ同潜水艦で探索に向かう。
そして、回収したローレライは・・・

潜水艦物で思い出すのは、まずはトム・クランシーの「レッドオクトーバーを追え」かな。
これは、トム・クランシーを知ったきっかけとなった本で、読んだのはもう20年近く前だけど、その後トム・クランシーの本を読みあさるようになった。
それから「沈黙の艦隊」。
さすがにスーツ着て漫画を読むのが恥ずかしくなったから、もう漫画やめようっと思ったんだけど、どうしてもこれだけは完結を読んでからでないと漫画止められなかった。
いずれも名作で凄く面白い。
おかげで潜水艦の予備知識もある程度あったから、面白さも倍増で、戦闘シーンなんかは、まさに映画見てるみたいだ。
もともと、映画化することを前提に書かれた本だしね。

この本を途中まで読み進めてて一番イメージしたのは「ガンダム」(笑)
(初期のガンダム世代ですから)
主要な人物に、年端もいかない少女を登場させるのは、同作者の「Twelve Y.O.」とか「河の深さは」もそうだけど、今回も若者達の織りなす切なさと言うか、一途さと言うか、そうしなければ生きていけなかったと言うか、この前半1,2巻で3回は泣けますから。
戦時中、それも敗戦の色濃く漂う退廃的な時代背景も相まって、いろいろ切なくさせてくれるんだな。

ってことで、感想文も弟2幕へ続くだ。
講談社さん、早いこと3,4巻出してよ。

って思った1冊でした。