変身

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  • 更新:2014年6月10日
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変身 著:東野 圭吾

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2006.5.27
検索エンジンから「煮豚、煮玉子」で来られた方
こちらへ移動してます。
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夏以来、ちょっと本外し気味だったから、ちょっと保守的(?)になってて、読んでまず外さないってのしか買わなくなった。
ってことで、今読んでいるのも「パラレルワールドラブストーリー」だったりするのだ。

「変身」は、世界初の脳移植に成功した青年が、徐々にドナーの人格に自分のアイデンティティを奪われていく話。
移植といっても東野さんの小説なんで、総取っ替えするような突飛な話じゃなくて、損傷した右脳の一部を移植するといった、実際にはありそうでなさそうなSF的なストーリーになってる。

右脳といえば、創造力や直感力を発揮する部分。そして音楽や芸術を認識する部分でもあるそうだ。
たぶん、人を愛するのも、論理的な思考をする左脳よりは、右脳が多くの活動をしているんじゃないかと思う。少なくとも僕の場合はまちがいなくそうだ。
その部分が、少しずつ損なわれていくのってどうだろ?
大切な人を愛していると、経験として、事実として認識しているのに、損なわれていく右脳がだんだんとそれを拒絶していく。
悲しすぎる・・・

腕を組んだときにどちらが上になるかで、その人の利き脳が分かるそうだ。
僕の場合は右が上になるから、左脳が利き脳。
なので、論理的な思考の方が得意なはずだ。(嫌な奴だ)
んー でも、おかしいなぁ・・・
野獣的右脳がすこぶる発達していると思っているのだが。 ガォー!

って思った1冊でした。
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