メリーゴーランド

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  • 更新:2014年6月10日
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メリーゴーランド 著:荻原 浩

市立図書館の返却が日曜日で、ハードカバーをもう1冊日曜日までに読まなきゃならない。
おかげで、昼休みのシェスタタイムがとれないのだ。

この本、「神様からひと言」の公務員版みたいなストーリー。
というか、こちらの方が出版年数が先だから、きっと「神様のひと言」が「メリーゴーランド」のプロットをサラリーマン版に変更したのかな?

7年前に大手電気メーカーを辞め、故郷に戻り公務員(市の職員)となった敬一。
年度の移動で、市が出資している第3セクター「ペガサス」へ出向することとなった。
このペガサス、閑古鳥が大群で鳴いている、超赤字のテーマパーク「アテネ村」を運営している。
天下り先で、事なかれ主義、長い物には巻かれろ、自分の頭では何一つ考えようとしない、前例が無いことはまったく認めようとしない… 古狸達の巣窟である。
そんな中、GWのアテネ村での催事に敬一は孤立奮闘する。

会話のテンポがものすごく良くって、ユーモアー満載。
やっぱ、荻原さんの本は、このタイプが好きだなぁ。
「50%だけハッピーエンド」的なのが良い。
いままでで、一番面白かったのは「誘拐ラプソディ」だけどね。

さて、残りの1冊も荻原さんの本。
がんばって日曜日までに読まなきゃだ。

って思った1冊でした。
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