チルドレン

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  • 更新:2014年6月10日
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チルドレン 著:伊坂 幸太郎

図書館にかなり予約してるんだけど、なかなか順番が回ってこない。
ってことで、この本は先々週に予約でなく、書架から探してきた。
ハードカバーだから、本の説明とか解説とか無くて、どんな物語かサッパリ分からずに借りた。
こうゆうのって、以外と当たったりするのだ。
伊坂さんの本はこれで8冊目だけど、いままで読んだ中では一番好きかもしれない。
いくつかの物語が登場人物を同じくして短編のように入っている。
物語の時系列は前後しているけど、ラッシュライフと違って登場人物も少なく、いろんなピースが良い感じで当てはまっていくストーリーは、読んでいて楽しくなる。

生まれつき目が見えないってのは、その人のイメージの世界はどうなっているんだろう?
目で見て認識している空間とは全く違ったイメージの世界を持っているわけだ。
僕は、例えば目を閉じてカレーライスをイメージしても、ほとんど目で見たのと同じものを頭に描いてしまう。
見たことがない食べ物だって、ある程度情報があれば、適当に視覚化したイメージに置き換えることはできると思う。
そういった視覚化しないイメージのプロセスとかってどうなっているんだろう?
んー 眠れなくなる…。

って思った1冊でした。
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