日本沈没 第二部

日本沈没 第二部 著:小松 左京 / 谷 甲州

一部の方を読んだのは、もう遙か昔のこと。
っていうか、日本が沈没しちゃった事以外はほとんど覚えてない…
D計画とか、なんとなく記憶の底にあるんだけど、ちっとも具体的なことは思い出さない。
いきなり読んじゃって、ちょっと繋がりが「??」だった。
特にラストは。
相当年数(20年位?)間があいているけど一部からの続き物なので、読む前に再読するか映画を見た方が良いかも。

小松左京さんといえば、「首都喪失」「復活の日」「さよならジュピター」なんて面白い本がある。
いずれも、やはり遙か昔に読んだやつ。
それもそのはずだ、もう御歳70を越えてるんだ。

ストーリーは、日本沈没(異変)の25年後からスタートしている。
流浪の民となった日本人が、世界各地でがんばって生き抜いている。
異変後から地球規模の気象異常が発生する。
これは、日本人が各地で入植し、開発が進んだために起こったことなのか。
日本の高い技術を結集して作られた地球シュミレーターが出した結果は…

なんせ、太陽がダメになっちゃったら、木星を爆発させて太陽にしちゃったくらいだ。
今回もどんなスゴイことになるんだろ?
と思ってたんだけど、意外と淡々とストーリーは進み、あまりドキドキするようなことは無いかも。
前半の伏線が長いだけに、後半はちょっと端折りすぎのような気もする。
日本沈没ってことを抜きにして、SFというより、最近の異常気象を思うと、こんな展開も皆無とは言えないんじゃないかと…

って思った1冊でした。
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