さよならバースディ

さよならバースディ 著:荻原 浩

ピグミーチンパンジー(ボノボ)って、たしか喧嘩とかはじまって群れが険悪なムードになると、♂♀関係なくみんなでHして平和解決するって種族じゃなかったけ?
あれ? 挨拶がわりにHしちゃうんだっけか?
いずれにしても素敵な種族だ。

この物語のの主人公はボノボのバースディ。
霊長類研究センターで、人間とボノボが会話する研究をしている。
1年前にその責任者の不可解な自殺。
そして、同じ研究者であり、婚約者でもある彼女の自殺。
その全てを見ていたのはバースディただ一人。
わずか100あまりの語彙で伝えられる真実とは…

これはミステリーなんで、ちょっといつものハートウォーミング系とは違ってる。
ちょっと悲しい結末。

100どころか、千も万も言葉を知っていたってつたわらない想いもあるよね。

って思った1冊でした。
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