ポケット漢字検索 P-kan

本業であるシステム屋の仕事で、漢字やら外字やらの文字を扱うことが多いんですっかり漢字屋みたいになっています
まぁそんなこんなで「これを見ておけー!」って言われまして
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)ってとこから、文字情報の共通基盤として 約6万字を網羅した漢字情報が公開されて試験利用できるようになってるようです

実際、各メーカーで文字なんてまちまちで、まぁ大半のシステムはそれでもオッケーなんでしょうが、中には微妙なグリフの違いが問題になってくるシステムもあるわけです
そんな状況でデータの相互交換とかするとやっかいな問題も多々出てきたりします
アメリカ人なら Ben は何の書体を使っても Ben でしょうが、n の端がはねてるとかとまってるとかで、それは Ben じゃぁねぇーよ ってことにもなったりするんです
このような文字共通基盤があれば多少解決にはなるんじゃないかと思いますが、それぞれのメーカーの思惑もありますしねぇ…

まぁそんな難しい話はさておき

少し前ならIPAで公開してるような文字情報を結構なお金をだして買っていたと思うんですが、 これクリエイティブ・コモンズ・ライセンスってので、二次的著作物を配布しちゃったりもできるんですねぇ

なので、お勉強がてら、ちょっとこのデータを拝借して iPhone アプリを1本書いてみました

公開されてる CSV データを自前のサーバに置いて Proxy CGI を1つ書き WEB サービス用の検索 API を用意しました
検索条件を渡すと JSON で結果を返す簡単な CGI です
これに Ajax を使ってアクセスします
さすがに6万字もの漢字イメージは置いておく場所も無いので本家のやつをそのまま利用します
サイト構成が変わると使えなくなるって弊害はありますが…

んで、iPhone アプリは例の Sencha Touch フレームワークを使って開発
今回も700行にも満たないシンプルなプログラムです
こいつの癖もだいぶわかってきたんで、今回はあまり填らなかったです
かなり思い通りのインターフェースが作れるようになりました
結構面白ぇ~かも と思えるようになりましたしね(笑)

←できあがったのがこちら
http://jjworkshop.com/smf/Pkan/

iOS Safari からアクセスしてインストールしてみて下さい

これで貴方も漢字博士?