人間ドックいきましょ~!

年に一度、会社の健保組合がやってる人間ドックに行っている。
たまに風邪をひくのと、年間10ヶ月位は花粉症になるのを除けば、いたって健康であると言えなくもない。
朝だって放尿する前はちゃんと大きくなっている。
42にもなるのにだ。(えばっている)
人間ドックにまつわる話は結構笑える話が多いんだな。
でも1つの駄文にするほどのネタでも無いんで、今回はオムニバス形式の駄文ってことにしよう。
会話では「ぼく」という一人称を使っていたりするが、自分の話もあり、友人知人の話もありだ。
どれがどれかは、勝手に想像してくれ。
もっとも当人が「勝手にネタにしやがって」など文句を言ってきても、書いてしまった物はしょうがないんで、知ったことではないのだ。

シーン1:

人間ドックには、オプションで直腸検診てのがある。
まぁ有り体に言うと、ケツの穴に指をつっこんでグリグリしてもらうオプションだ。
会社の金で、白昼堂々と誰に気兼ねすることなくだ。
その手のマニアにはたまらないオプションである。(と思う)
しかも、深津絵里に似たキュートな女医さんだったりする。

女医「ちょっと気持ち悪いですけど我慢してくださいねぇ」
ぼく「はい」
・・・(しばしの医療行為)
ぼく「あ”っ!」
女医「だいじょうぶですかぁ」
ぼく「あ はい・・ きもちいいんでつい声が」

その後、女医さんも看護婦さんも口をきいてくれなかった・・
それから毎回このオプションは必須としているのだが、女医さんには当たらない。
同じ金額なのにだ。(自分が払っているわけではないが)


シーン2:

おきまりのバリューム撮影
マイクで好き勝手に右向けだの、ちょっと左向けだのいいやがって、そのうち右がどっちだか左がどっちだか解らなくなる、あの検査である。
いっそ「ちょっとお茶碗持つ方」「じゃ次は箸持つ方から一回転」と言ってくれたほうがこんがらなくて良いと思うぞ。

先生「じゃこの薬を飲んで水を一気に飲んで下さい」
ぼく「はい」
(口に放り込み水を飲み干す)
ぼく「う”~ げぇ~ぷち」
先生「ゲップでたくなっても我慢して下さいね」
ぼく(早く言えよ全部出ちゃったじゃん)
ぼく「あのぉ~ 全部ゲップででちゃいました」
先生「・・・」

まぁ2,3回経験すると上手くなるんだけどね。
でも、その後にやってくるホワイトげぇーりーと、翌日のパンダうんこは嫌い。


シーン3:

だいたい人間ドックって前日まで忘れていて、夜中までさんざんぱら飲んで食って翌朝に「あれ?今日人間ドックだっけ?」と気づくものである。
だもんで、予約変更の常習犯となっている。
毎回2,3度は「体調がすぐれないんで」など、見え見えの嘘こいて変更してもらっている。

ぼく「すみません 今日は風邪で熱があって」ゲホゲホ!
ぼく「 検診日変更してもらいたいんですが」
受付「あいにく2ヶ月先まで予約で・・」
受付「あーと 少々お待ち下さい」
受付「女性だけの検診日なんですが、その日なら空いてますが」
ぼく「願っても・・」
受付「はい?」
ぼく「あっ いえ ではしょうがないのでその日でも結構です」

かくして、女性しか検診していない日にラッキーにもドックの予約が取れたりするんだから、予約は変更するに限る。
もう当日は耳はダンボで、瞬きするのも惜しいのである。
女湯に間違えて入ってしまったようなもんである。
それにしても、検診衣の無防備さときたら・・
前屈みだと乳見えそうだし、足組むと太股丸見えだし。
一瞬たりとも気が抜けないのである。
これはコスプレジャンルの1つに加えるべきだな。

女1「ねぇねぇ あなたオプションの婦人検診受けるの?」
女2「ん~ 一応申し込んだのよね」
女1「なんでも指3本ですってよ」
(ちょっと上気した顔で)
女2「そうなの? どうしようかしら」

なにが「どうしようかしら」なのだ。
まぁ人間ドックのオプションは得てして楽しいものだとは思う。
経験者は語るだ。


シーン4:

聴覚検診、ある閉所恐怖症女史の話
こぶりな電話ボックスみたいなところにヘッドホンして閉じこめられるアレね。
目をつぶると方向感覚もなくなってしまうんだけど、音に集中しないとダメなんでつい目をつぶっちゃうんだよね。

看護婦「音が聞こえている間この赤いボタンを押して下さいね」
看護婦「じゃ閉めますね」
女史 「は”い”」
(すでにおびえてる}
女史 (自分の心音しか聞こえないわ)
女史 (しかもかなり大きい ドックドックって)
看護婦「どうしました聞こえませんか」
女史 「あっ いえ緊張してまして」
看護婦「じゃ 落ち着いてもう一度やってみましょう」
女史 (なんか聞こえるわ びーっびーっびーっびーっ)
看護婦「音に合わせてボタンを押すのは止めて下さい」

この女史、視力検査で「右目が0.2も良くなっていたよ」と
そりゃあんた、たんに勘が良かっただけでしょうが。

視力検査につていは本人から弁明があったんで追記:
以下本人談

ほら、あれってさ、こっちも検査の方法とか解ってると思って、事務的つーか機械的つーか、けっこうおざなりに説明するじゃん
こっちは初めてで、いきなり
「穴が空いている方にこのスティックを倒して、わからなかったらこのボタンを押して下さい」
なんていわれてもさぁ よくわかんないのよ
でも解らないって思われるのもシャクにさわるから、わからない時のボタンは押さないようにしたわけさ
それで、とにかくスティックだけは適当に倒してたのよね
えっ?
解らないときに押すボタンって、使い方が解らないときに押すボタンじゃないの?

最高である(笑)
彼女へのファンレターの宛先はこちらまで、僕が責任をもって届けます。



シーン5:

前のシーンで登場した女史
じつはかなりキュートで可愛い。
じつは女のくせに血が苦手。
そんで、後先あまり考えないタイプのお間抜けさん。

女史 「え”~ 血液検査しないんですか」
看護婦「はい」
看護婦「オプションになっていますがお受けになりますか?」
女史 「レントゲンとオシッコ採っただけで何が解るって言うのよまったく」
女史 「じゃ 血液検査も入れて下さい」(かなり憤慨している)
看護婦「わっ わかりました」(すこしおびえる)

それにしても「レントゲンとオシッコ採っただけで何が解る」って言いぐさも凄い。
で、いざ採血となる。

看護婦「どちらでも良いですから腕をまくって下さい」
女史 「あのぉ~」(たいそう不安げに)
看護婦「何か?」
女史 「前に採血して貧血で倒れたことがあるんですぅ」
看護婦「・・・」

でも、さすがに看護婦さん達はプロで、彼女の暴言にも怒ることなく、ちゃんと手厚くケアしながら採血してくれたそうな。
ふつう血の気が多いというのは、血液が沢山あるということではないのか・・


と、5つのオムニバスで書いてみましたが、楽しんで頂けたでしょうか?
まだまだあるんですが、またの機会ということで。

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