最愛

最愛 著:真保 裕一

幼い頃に交通事故で両親を亡くし、姉弟がそれぞれ叔母と叔父の元へ預けられる。
そこで2人の人生は大きく分岐する。
時は経過し、弟は小児科医となり救急病棟にて日夜幼い命を助けるために奔走する。
そんなとき、音信不通だった姉の消息を知らせる電話が意外なところから届く。
再会をした姉は、事件に巻き込まれ、頭部へ銃弾を受け集中治療室で生命維持装置に繋がれ、かつての面影は微塵も無い…

どうも爽快感が無い。
ミステリーっぽく、残された状況から色々推論を組み立てて行く中に、主人公の感情や葛藤を織りこんでいくストーリー。
いつもの神保さんの作品のように『えーそうきたか…』って意外性が全くない。
『えっ! そんなに推理が当たっちゃってていいの?』 だし。
(名探偵コナンみたいだ…)
なんだかタイトルからして最後はそうだろうなと思った通りの展開だし。
ある意味意外性が無いのが意外。
このラストの必然性が俺にはまったく理解できん中途半端さだなぁ。

って思った1冊でした。
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