ポツンと空いた時間、何もすることがなけれは行き交う人々をウォッチングするのが好き
結構退屈しのぎになる
ホノルルの空港でもちょっと時間が余っちゃったんで、出国の荷物検査する人達をボケーとみてた
六人ほどの日本人で、しかもみんな同じサイズで同じような顔をしてる団体を発見
どうやら旦那とかみさんが、それぞれの母親と子供たちを連れて初めての海外旅行らしい
それにしても、親子でそれぞれに似ているのはまだしも、全員似てるってのも面白い
婆さんどうしなんて姉妹かと思えるほどだ
そんで、全員140cm前後の身長で、頭身がまた驚くほど似てる
それだけでも十分ウォッチングしてて面白いんだけど、どうやら空港で重量オーバーになった荷物を手荷物に入れ替えたらしく、それがまた傍目にもかなり怪しげなもので、身の丈倍はあろうかと思うスキンヘッドの係員と旦那がもめてる
かたや英語で、かたや日本語(笑)
かみさんも加勢に入って
「これはホテルヒルトンで買ったもので大丈夫だと言われたのよ!」
と、もちろん日本語でまくしたてる
もしかしたらスーツケースに入っていれば問題無かったのかもしれないけど、昨今厳しくてガムですらある程度の量があるとチェックされるのだ
結局、三度くらいX線に通してみたけど、怪しすぎてダメらしい
もう、スキンヘッドの係員も言葉通じないしかなりウンザリしてる様子
夫婦はどうしても諦めきれないみたいで、何でダメなんだと、かれこれもう30分は文句言ってる
もちろん日本語
婆さんと子供達は埒があかない状況に飽きてか、さっさと搭乗ゲートへ行っちゃった
いい加減に頭にきた係員
おもむろに右手の人差し指を立てて頭上に上げ旦那を睨みつける
どうやら、最終通告らしい
宣戦布告ととったかどうだか、旦那も負けじと人差し指を立てて応じる
しばしの睨み合いが続く
と、係員いきなり反対の手に持っていた問題のブツを
ポイッとゴミ箱へ放り込んだ
人差し指を立てて応じたまま凍りつく旦那
あんぐり口をあけて係員をみているかみさん
そして、固唾をのんでそれをみている俺
係員はかなり立腹みたい
まぁそれはそーだ、忙しい中、こんなのにかれこれ30分以上もつきあってるんだし
腹いせに、そこいらにあった荷物ケースに八つ当たりしている
これでまたヒートアップしちゃった夫婦がさらに文句行ってる(日本語で)
2,3人新たな係員も増えちゃって、なんだか大騒ぎだ
もっと見ていたかったんだけど、あいにくと自分の搭乗時間がきちゃったんで見届けられなかった…
どうなったんだろう?
もし、手荷物がダメで、飛行機に預ける荷物ならOKなら
最初の時に係員が、もう一度この荷物だけチェックインしてこいって言ったと思うんだけどね
したら、問題無く持ち帰れたはずなのに
それにしても、そんなにまでして持って帰りたかった物って何だったんだろう?
追記:
どうやら何かの球根だったらしい
タロイモか?
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