ひまわり君に週間天気図を!

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  • 更新:2016年3月24日
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波予測するときに、タイドや天気図は欠かせないのですが、現在「ひまわり君」には実況天気図と24/48時間後の予報しかありません。
週の初めに週末の予想をするには、ちょっと情報が足りない…

まぁサイトを色々探せば週間天気図を出しているところも多数あるんですが、やっぱ自前のアプリから見たい!
さすがにこれら予報出してるところは、有償の気象データを購入して利用してると思われるし、個人アプリならいいけど、スクレイプした画像をパブリックには利用できない…

で、探したらJMA(気象庁)のデータとしてありました!
ブラボー!!
まぁ白黒で見にくいし、数値予報といってコンピュータ解析した結果をそのまま画像化してるようなので、実際に発表されるものとは多少違った物らしい。実際にはそのデータを元に予報官が予測した結果を反映して発表になるらしいです。
とはいえ、JMAが正式に公開しているデータなので情報源としては◎です。
数値予報についていはJMAのこちらのページに詳細な説明があります。
まぁ、ザックリ言うと全地球をメッシュで分割して、それぞれの気象条件(気温やら気圧やら何やらかんやら)を元に数日〜数ヶ月先までの気象予報をシュミレーションするってことらしいですね。

能書きはさておき、このデータは元がPDFなんです。しかも更新は1日2回とあるんだけど何時なのかは解らない。
なので、自前のサーバで更新をチェックし、アップデートされたら下図のように画像加工(必要部分のみカットし少し色をつけて解りやすく)して「ひまわり君」用のデータにするようにコードを書きました。
最初アプリ側でやろうかとも思ったのですが、PDFの処理が面倒だし、サーバに画像キャッシュProxyを入れた方がJMAに負荷がかからないのでサーバ処理としました。
ただ、サーバはレンタルなのであまり重い処理が書けません。5分毎の定期処理で1画像づつ(11日分)作成しています。なので、JMAが更新した約1時間後に全ての「ひまわり君」用のデータが更新されることになります。長期予報なのでこれくらいの遅延は問題ないかと。

jma2himawari.png

ちょっと見にくいですが、高気圧/低気圧の位置、それから等圧線はわかるのでこれでも十分利用できるんじゃないかと思います。

サーバ側コードはほぼ書き終わってるので、あとは「ひまわり君」でこのデータを参照できるようにコードを追加すれば出来上がります。
たぶん再来週くらいにはリリースできるかと思います。

さて、次は台風情報だな。
ただ、これ、台風がリアルに来たときじゃないとテストできないので、もう少し先になるかと思います。