天空の蜂

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  • 更新:2014年6月10日
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天空の蜂 著:東野 圭吾

発電所ものでサスペンスとくれば、やっぱ「ホワイトアウト」かなぁ?
つか、それしか読んだこと無いけど。
って、解説を書いているのが、しっかり真保裕一さんだったりする。

原子力発電所の上空に無人操作された大型ヘリ。
中には不幸な偶然によって小さな男の子が閉じこめられている。
犯人の要求は、日本中の原発を破壊し停止させなければ、ヘリを原発の上へ墜落させると。
男の子は無事に救出できるのか・・
ヘリの墜落を阻止することはできるのか・・

なんか、こうやって書くと、手に汗握るサスペンスみたいだけど、ちょっとそんなのとは違う。
解説で神保さんも書いていたけど、そんな物語のおもしろさだけで書かれた小説とは一線を画している。
物語を通じて訴えていることがヒシヒシ伝わってくるような小説だ。
もちろん、物語としても、ものすごい面白いけどね。

僕もサイレントマジョリティの1人。
というか、知らなくて(知らされなくて)、当然のように甘受していることって、実はよくよく考えると、だれかの多大な努力とか犠牲の上に成り立っているのかもしれない。
んー とりあえず、使わない部屋の電気とかはこまめに消そう。

って思った1冊でした。
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