靴箱だったかなぁ
たしかそれくらいの厚紙の箱の前面をTVスクリーンのようにハサミで切り抜く
そして、スクリーンの替わりにブルーのセロファンを裏から貼り付ける
厚紙に書いた綺麗な魚を切り抜き、糸で箱の中にモールのようにつり下げる
後は、岩やら、ヒトデやら貝なんかを同じように厚紙で作って箱の中に貼り付ける
乾いた砂を敷き詰めれば、海の中を切り取ったようなブルーの水槽ができあがる
たしか、ガキの頃の夏休みの工作課題か何かだったと思うんだけど
俺はこれが大好きで、夏の終わりになるとよく作って飽きもせず眺めてた
たわいないオブジェだけど
差し込む光の加減で、本物の海の中みたいで
ほんとに飽きもせず眺めていた
今年の夏、久しぶりに生まれ育った瀬戸内海の島へ帰った
今では橋もかかり、昔、船でしか渡れなかった頃の島の面影はほとんど無い
塩田に海水を送るための石で組まれたプールのような潮溜も無くなってた
ここで貝を潰した餌でハゼをよくつって遊んだ
透明で宝石のようなエビもいっぱいいた
潮が引くと、タイドプールが沢山できた浜は、砂も岩場も無くなり、コンクリートの防波堤で囲われていた
綺麗なブルーの透き通った海はもう無かった
俺の中で、ブルーのオブジェはここの海の一部だった
そのブルー
たまにふっと思い出して、狂おしいほど胸が切なくなるときがあるんだな
また作ってみようかな
ありんこ
あら?せんちめんたる?
わたしも子供のころは瀬戸内海いったなー。
モリでタコ捕まえた!ww
そして食べた!!
JJ
まぁ ゆめみるお年頃なのよ
島にいたのは、6才くらいまでだからねぇ
さすがに魚介類を捕獲できるほど成長してなかったね
泳げないくせに突堤から飛び込んで、海中を歩いて浜に帰ってきてたりはしてたけど
なんで浮かなかったんだろ??