新しいお友達のニモ君 ちょっとファッティな感じ


なんだか驚異のスピード仕上がりでびっくりです
早くてもクリスマス位かと思ってたんですけどね
ありがとです山田さん

それにしても、かなり異彩を放つデザインです
ペイントじゃなくてボードの形ね
Aviso の BD3 もかなり変でしたが、変さ加減なら完全にニモ君の方が勝りますね


贅沢にロングのフォームから削られているそうです
なので結構重いですが、重い方が調子がいいらしいです
5’3” ですから、ロングのフォームだと半分くらいしか使ってないですね
余った分でもう1本くらい削れそうです


ボトムコントゥァーはこんな感じ
ノーズの1/3位からVが逆転し始め、写真のフィンの付け根あたりでかなりディープなシングルコンケーブが入ります

それにしても
こんなのに乗れるんでしょうか(笑)
って、実はこの DMS Valium は友達に何度か借りて試乗済み
スーパー小波 or トロトロ波は無敵です

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ずっと気にはなっていた板なんですが、最後に背中を押された動画がこれ(ホームでもよくある感じのオンショア小波ビーチブレイク)
まぁこんなには乗りこなせないでしょうけどね(笑)

しばらくフォームの乾燥のため寝かしますが、今月末くらいにはデビューかな
早く乗りてぇけど…
乗っちゃうかも…

滑走しているサーフボードは、レール付近が一番圧力がかかり、中央部分の圧力が低くなっている
シングルフィンの場合、この一番圧力がかからない位置にフィンがあるので長さと面積を増してやらないと舵としての効率が良くならない
でも、フィンの面積を増やすと乱流抵抗が増すとともに横からの抵抗も受けやすくなる
つまり、舵を取る性能を良くするためにフィンを大きくすると、今度はコントロールしづらくなるってこと

シモンズさんは、この二律背反を克服すべく、一番圧力のかかるテールエンドのレール付近に2つのフィンを配置し、小さいフィンで高さが無くても舵取りもコントロールもし易いボードデザインを考案した
でも、シングルフィン全盛の当時、異端なデュアルフィンはほとんど受け入れられなかった
トライフィンとかが生まれるずっとずっと昔のお話

そして、深いシングルコーンケーブ
これは、 カタマランがレースのときに片方の船底を浮き上がらせて滑走するのをイメージしたらしいという仮説がある
つまり、デュアルフィンの波側片方だけで滑走することで水流抵抗を減らし高速滑走させる
(現代の水流制御のためにコーンケーブとは違った考え)

てなことを、シモンズさんは俺が生まれる前に考えてボードを作ってたのね
そして、シモンズさんが亡くなり何十年も経って新しい世代のシェーパーがその流れを受け継いでいる
まぁ、そういった血筋をたどるミニシモンズのニモ君は、古くて新しい板なのです
こういうウンチクも調べてみると楽しい♪