初スノボ(1日目)

色々仕事もタイトで(しかも金欠)、この時期に有給使ってスノボなんて行っている場合じゃないとは思ったけど、やっぱ遊ぶときはそんなこと気にしないで思いっきり遊ばなきゃ。
波乗りも楽しいけど、雪山も楽しい。
ってことで、日曜から1泊で苗場に、今シーズンの初滑りに行ってきた。

最初の1本、何ぁ~んも考えずにリフトに乗ったら「え”っ」ってくらい急斜面じゃん。
こんなん1本目から乗って、膝とか大丈夫なのか・・・?
もちろん全然大丈夫じゃない(笑)
いきなり3コケくらいで、あわや、頸椎ヘルニア悪化で左手麻痺か・・・
(マジに・・)

で、人間の方はなんとか平気だったけど、携帯が平気じゃなかったみたい。
きっと今頃は山の中で凍り漬けになっている。

ゲレンデはもっと混んでると思ったけど、日曜日からってこともあって意外と空いてた。
午後からは帰る人がほとんどで、昼過ぎからナイターまでは、どこもガラガラで、初っぱなのダメージも回復して滑りまくり。
ただなー 寒いんっすよ。吹雪いてて。

そろそろナイターの時間で、部分的にリフトもポツポツと停止になってきてる。
そして、気が付くと、周りに誰もいなくなった。
一番北側のリフトで、そこだけホテルとかなり離れてて更に人が居なかった。

「おー 超ラッキーじゃん、完全に貸し切り」
など、独り言つぶやきながら、全面使って思いっきり滑走。
かっ飛んだって、誰にぶつかる心配も無い。

・・・って、このまま降りていったら帰れるのか・・・
不安はよぎるけど、今更引き返す訳にもいかない。
スーパーちんけなリフトが1機、かろうじて左の方で動いているけど、誰一人乗ってない。
ここからは、リフト使えないと歩いては帰れない・・・。

でも、なんとかリフトは動いてくれていて、おじさん曰く
「あんたが最後です」。
「ほっ!」よかった、帰れる。

って思ったのも、リフトが中程まで行ったとこまで。
いきなり「ふゅーーん」とか音がして、リフトが止まりやがった。
そして、あたりは吹雪の音しか聞こえなくなる。

<ピュ~~~>

おいおい、おじさん僕が乗ったの忘れちゃったか・・・
既に回りは暗くなっているし、だーれも居ないし、携帯は午前中に雪の中に埋葬されてしまってるし、こんなとこにぶら下がっていたら、朝までには氷漬けのミノ虫だぞ。
結局5分位(もっと短かったかも)で動き出したけど、こりゃマジに新聞に載るかと思ったぞ。

『スノーボーダー、リフトに忘れ去れれて凍死』

まぁそんなこんなで、それでも懲りずにナイターも滑ってたけどね。

あとは、まったり湯船に浸かって、イタリアンのコース食って、スノボもお腹も満腹ライオンは、明日に備えて豚のように眠りにつくのであった。

1日目 終わり。