陰陽師 龍笛ノ巻 著:夢枕獏
陰陽師シリーズは、かなり楽しみにしているシリーズの1つ。
夢枕獏さんは、ソノラマから出ている「キマイラ」シリーズを読み始めたのがきっかけで、かなり昔から読み続けている作家。
(キマイラは終わらないんじゃないかなぁ・・・)
なんとなく水戸黄門シリーズみたいに、パタン的にはいつも同じような感じなんだけど、清明(せいめい)と博雅(ひろまさ)が織りなす飄々とした世界観が好きだ。
世の中に電気が無かった頃、闇といえば真の闇になるはずだ。
闇は鬼の棲むところであり、魑魅魍魎が跋扈する人の根源的な恐怖のある場所。
でも、鬼も人も魑魅魍魎も、うまく住みわけていた、そんな時代の物語。
僕はほとんど短編集は読まないんだけど、何故か陰陽師シリーズだけは別で気が付くと買っている。
これも、安倍晴明の呪(しゅ)のなせる技か・・・
って思った1冊でした。 Stock List
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