星々の舟 著:村山 由佳
もともとはサーフィンを背景にした『海を抱く - BAD KIDS』を読んだのがきっかけで、この作家の本を読むようになった。
文庫で出ている本は全部読んでいると思う。
この本は1家族の物語を、短編の連作物語として6つ描いている。
一番気になった物語は、一番最後の物語で、祖父の戦時中での話。
以前に『「終戦のローレライ」を読みながら』で書いたことがあるけど、このような小説を読むとつくづく、祖父が生きている間に、もっと沢山のことを聞いておけば良かったと思う。
もっとも、話してくれたかどうかは分からないけど。
幸せの形をいろいろと考えさせられる本だ…
って思った1冊でした。 Stock List
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